事例紹介
2020.10.02
■輸入パーツの通関&引き取り■
🚗大阪税関南港出張所で通関🚙
先日海外手配したAudi TTRS(8J)スタイルフロントバンパーキットとリアルカーボンサイドスカートが港に届いたため、引き取りに行ってきました。
空港での荷物の引き取り・通関はしたことがありますが、船での手続きは初めてです。
海外から輸入される方の参考になればと、自分の覚書も兼ねて簡単に手順を紹介します。
①船会社からArrival Noticeが届いたら、記載の手数料の入金するとD/O(Delivery Order)が発行されます。
②管轄の税関でInvoice(仕入書)とPacking List(梱包明細書)、D/Oを元に輸入申告書を作成し提出します。
③今回はX線検査の対象となったため、税関で発行された検査指定票を持って近くにある検査場に行くことになりました。
④荷物が保管されている倉庫会社に事前にPick Up Order(引取予約)をし、手数料/倉庫保管料を支払い、荷物を受け取ります。
※この時点ではまだ輸入許可がおりていませんので、荷物を開けることは禁止されています。
⑤荷物と検査指定票をもって検査場に向かいます。
⑥検査場に付いたら検査官の誘導に従い、検査ラインに入ります。
⑦荷物を載せたまま車両ごと検査官に預け、検査ライン横の扉を入って廊下の突き当りで待つように指示を受けます。
※換気用の窓しかない曲がりくねった殺風景な細い廊下を進むと扉の前に電光掲示板があります。
カギのかかった扉を見て気が付いたのですが、もし輸入貨物の中に輸入禁止品(麻薬・銃etc)があった場合に、そのまま閉じ込めて逮捕できる構造になっているのではないかと…
廊下の空気感もなんともいえない殺伐とした感じで、(入ったことはありませんが)刑務所とか牢屋はこんな異質な雰囲気なのかなと。
⑧5分ほど待って目の前の電光掲示板に検査終了の案内が表示され、外に出るよう指示されます。
⑨検査ラインから車両と荷物を駐車場に移動し、検査合格印の押された検査指定票を受け取ります。
⑩書類を税関に提出し、関税/消費税/地方税を支払い輸入許可通知書を受領したら完了です。
今回の紹介しているのは車のバンパーを大阪税関で通関した場合の手順になります。
輸入品目が変われば必要な書類や手続き、場所も変わりますので、あくまで1つの参考として下さい。
□関連ページ
・https://www.instagram.com/p/CFEDjlajcev/?igshid=15wvlp1z55g3m
・https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-010149.html
・https://www.customs.go.jp/tsukan/kojinyunyu.htm
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